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2016年12月30日
2016年12月22日
Tantissimi auguri di buon Natale, che sia ricco d`amore di gioia e di Pace!
Buon Natale
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
いつも皆様のご協力、心暖まる励ましのお言葉を有難うございます。
写真右のクリスマス・リースはN.H.さんからの手作りプレゼントです、Grazie mille!!
左の写真は最近の御堂筋、控えめなイルミネーションがローマのべネト通りを思い出させます。私は昔から心斎橋が大好きだったので、この地でイタリア語スクールを開きました。
それから昨日嬉しいお報せを頂きました。今年秋のイタリア語検定試験2級を受験したM.K.さんが12月4日の口述試験も無事に合格!頑張りました!
そして今年はもう一つ嬉しいことが、、、。視覚障害のあるM.M.さんのためにイタリア語教材≪Linea DirettaIB≫の点字翻訳が一部完成しました!これまではレッスンを録音したり、点字でメモをとりながら勉強されていたのですが、これでぐんと勉強しやすくなることと思います。つつじ点訳友の会の皆様、大変お世話になりました。ご協力を有難うございました!
2016年12月17日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫です。
あっという間の一年でしたが、最近日の経つのがとても早いと皆様おっしゃっていますね!
昔まだコンピューターが普及していなかった時代は、イタリアとのお手紙のやりとりも国際便で、毎日わくわくしてポストをのぞいてお返事を待ちわびたものですが、、、。今はLineなどで即時!ですよね。一体何歳やねん?と思われそうですが、本当に便利な時代になりました。ただ、普段は気が付きにくいけれど、全てのことにおいてスピード感が年々早まっているようで、12月になると特に感じてしまいます。そのスピードの中では、やむをえなく使い捨てになってしまったり、一時的な熱狂ののち、すぐに忘れ去られてしまうものもあることでしょう。Ciao amici≪チャオアミーチ≫はいつまでも皆様のイタリア語に寄り添っていける存在でありたいと思います。
12月は28日まで自由予約のレッスンを受け付けています、新年は1月5日より。また無料体験レッスン、無料相談も受付しておりますので初心者の方も経験者の方も是非お電話かメール、HPよりご予約下さい。
2016年12月16日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
最近授業で東田直樹さんの書かれた本のイタリア語訳版Il motivo per cui saltoを紹介しています。邦題は「自閉症のぼくが跳びはねる理由」というものですが、TVのドキュメンタリー番組を見たり、すでにその本を読んだ方も多いことと思います。東田さんは3歳の時に自閉症という診断を受け、その障がいの為に普通の人のように言葉を発して会話を行うことが困難なのですが、お母さんが作成した文字盤を使ったり筆談でコミュニケーションをすることが可能、そしてその独特の個性で執筆活動をされています。彼の本に感動したアイルランド人作家のデイビッド・ミッチェルさんが英語に翻訳、同じく自閉症のお子さんをもっているミッチェルさんは過去に日本に住んだこともあり、日本語を話す事が出来たので、東田さんの本を手にとったのは本当に運命的なことだったのではないでしょうか。その後、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語など20ヶ国語以上に翻訳されているということですが彼の表現は本当にシンプルで美しく胸をうたれます。私は今まで自閉症がどういうものかよく知らなかったのですが、世界で数多くの方がこの本を読むことでこの病気に対する理解を深める事が出来ると思うと胸が熱くなってしまいました。
2016年11月30日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。11月27日に吹田文化会館メイシアターで関西歌劇団によるモーツァルトのオペラLa cremenza di Tito≪皇帝テイートの慈悲≫を観て来ました。イタリア語の生徒であるオペラ歌手の末廣早苗さんがVitteria役で出演されていたので大変嬉しく観劇させて頂きました。西暦79年のポンペイのVesuvio火山の大噴火の時に帝位についていたローマ皇帝Tito(Titus)のお話です。このオペラはモーツアルトがレクイエムを作曲した死の年に作曲されたもので、長い間 Non e` un granche(大したものではない)という扱いを受けて来たそうですが、なかなかどうして、大変に迫力のある感動的なドラマです。愛、裏切り、後悔、そして赦し。イタリア語を学んでゆく上でイタリア語で上演されるオペラや映画、音楽などに接してゆくのはとても良い刺激になりますね。また、今回のオペラは史実に基付いたストーリーでしたので、音楽好きのみならず、歴史好きの生徒さんの注目も集めました。Ciao amici≪チャオアミーチ≫では今後も積極的に本格的なイタリア文化を味わえる場を提供してゆきたいと思います。
末廣さんは大変難しい役どころを堂々とした素晴らしいソプラノで歌い上げ、彼女の美しい姿、イタリア語の歌声に眼も耳も釘付けの素晴らしい3時間でした。
2016年11月20日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
2016年秋の実用イタリア語検定試験の結果発表で嬉しいお報せを頂きました。今回は2級を受験したK.M.さん(1次試験に無事合格)、3級を受験したN.M.さんそして5級のT.T.君が合格されました。
K.M.さんは残すところ12月4日、2次の口述試験ですね、ひき続き頑張りましょう!
N.M.さんはグループレッスンを受講しているため、今回は練習問題を中心に一人で準備されましたが無事に合格、「先生、もうギリギリだったんですよー」と仰っていましたが、3級の合格率は31,5%、よく頑張られましたよ!調理師の仕事をしているT.T.君は連日深夜までのお店の仕事、日曜日はCiao amici≪チャオアミーチ≫でのレッスンとお休みがなかった程ですが、高得点での合格、またこれからが楽しみですね!
準2級が出来てから、傾向が少し変わったように思います。口術試験があるのは1,2級だけで最近の出題傾向は以前より少しシンプルな気がしますが、よりネィテイブな表現が多いように思います。最近嬉しいことの一つは、生徒たちの聴き取りがかなり良く出来ているということです。今まではどちらかというと文法よりも聴き取りの方を心配したものですが、「聴ける」ということは「話せる」の為の大きなステップです。
様々な年代、環境の違う方々にお教えしていく中では色々なことがあります。授業初めのウォーミングアップのためのフランクな会話のはずが生徒さんの感情が突然暴走、人生相談のようになってしまったこともありますし、逆に「何だか尋問されているみたい」と言われたことも。でも自分の感じている全てのことが今後イタリア語上達のための糧になっていくと思います。
もともとデイスカッションする習慣のない私たち日本人、自分の意見を言うときに制限をかけすぎているような気がしますが、会話の中で少しずつ自分の表現が出来る様になっていっていただきたい、と思います。
2016年11月09日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
昨日久しぶりに映画を観に行って来ました。Il capitale umano 「人間の値打ち」です。
一つの事実について3人の人々の目線で語る、というのは故黒沢明監督の手法と似ているように思いましたが、やはり人の心をじっくり見せる性格俳優達のセリフや表現はとにかく秀逸!最初の10分位は「これってもしかして退屈?」と思いましたがそのまま一気にストーリーに引き込まれてしまって、つんのめるようにして最後までハラハラドキドキが続きました。生活レベルの違う3つの家族によってどんどんあからさまになってくる人々の心の裏側、私にとってそれはどんなホラー映画よりも恐ろしいホラーでした。今世界で深刻な格差が問題になっていますが、正に今の日本でも共通する問題ですね。
イタリア映画以外で私の大好きな映画の一つは「プラダを着た悪魔」なのですが、最近イタリア語ヴァージョンのDVDを購入、タイトルは「Il diavolo veste Prada」です。かのメリル・ストリープ様のイタリア語吹替の声とセリフがまた良いのですわー。「ゴッド ファーザー」の全イタリア語版も手に入り、これまた楽しみ!現在探しているのは「シシリアン クラン」のイタリア語版ですが、それは存在しないかも。舞台はパリからローマ、そしてアメリカへ。ああ、愛するアラン・ドロン、ジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチュラ様!この方たちがローマのボルゲーゼ宮の宝飾展に展示されたお宝を盗むのです!1969年作ですが、現在と変わらぬローマの街並み、そしてホテル・ミネルヴァなどのシーンも。ローマのレオナルド・ダ・ヴィンチ空港に現れる人々の当時のファッション、、、超オシャレ!! そして音楽はかのエンリコ・モリコーネ様!
イタリアの映画館ではアメリカ映画なども殆ど全てイタリア語に吹き替えされ上映されます。ジョニーデップやディカプリオがイタリア語を喋るので慣れるまで少し笑えました。そして007(ゼロゼロセブン)は何と、Zero zero setteと言われたりします。笑えます。でも好きです。
2016年11月02日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
今年の夏、谷本がイタリア語講座を開いている文化センターに視覚障害を持つM.M.さんが入会されました。大変失礼ですが、私は前日までとても思い悩みました。イタリア語を教える前はピアノの講師だったので長年教師をしていますが、視覚障害のある方にお教えするのは初めての事でした。果たして未熟な自分に出来るだろうかという不安がとても大きかったのです。どのようにお教えしたら良いのか、またせっかく遠方から来て頂いて楽しく学んでいただけるのだろうか?など。しかし、当日私はとても驚きました。そして悩んでいた自分が恥ずかしくなりました。レベルチェックの為に私がしたいくつかの質問にM.M.さんは実に明快にはきはきと答えられ、文法もきちんと勉強されてきた形跡がうかがえたのです。これまでは点字に翻訳された文法書を使って勉強されたそうですが、3年後にボロ―ニャに留学という夢を持っておられるM.M.さん、日常会話をもっと自信をもって出来る様になりたいとのご希望でした。そして私は今まで使っていた教材はどれも見えることが前提になっていると、しごく当たり前のことに気が付き、最初は彼女の世界を想像しながらどういう風に会話を展開していけばよいか考えながらのレッスンを続けました。最近少し方向が見えてきたように思います。
イタリア滞在中に恩師から「教えるということは勉強するのと同じなのですよ、人は教えることによって逆にいろいろなことを学ぶのです」と言われたことを思い出しました。そして自分はここ暫く過去を振り返る余裕のない日々を送っていたのかも、とも思いました。
2016年10月25日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
今年も残すところあと2ヶ月少し、となりました。正にIl tempo vola! ですね。
Ciao amici≪チャオアミーチ≫の色々な生徒さんとのレッスンが大変充実していた為、毎日が飛ぶように早く、あっという間の一年でした。レッスンの会話の中ではそれぞれの方の考えや生き方、エネルギーや個性を強く感じ、ああ、こんなに前向きに一生懸命生きている人たちがこれからの日本を支えてくれるのだ、と思うと感無量でもあり。少しオーバーかも知れませんが、表現の違う言語を知ることによって、イタリアと日本だけでなく文化の違いや個々の違い、共通点など慮り、思いやりのある人々がつくってゆくイジメや暴力のない将来を夢見ています。
知らぬうちに時が過ぎており、デパートから送られてきた来年のお節料理のカタログを見てつい失神しそうに、、、。
中央ヨーロッパ時間を使うイタリアでも時が過ぎ、10月の最終日曜日にL`ora solareに戻ります。これは太陽のリズムに合っている本来の時間です。それに反して3月最終の日曜日から7か月間はL`ora legaleと呼ばれ(いわゆる夏時間)、本来より日が1時間早く始まります。今年は10月29日と30日の間に、時間を元に戻すために夜中の3時に時計の針を2時に戻します。なのでイタリアではこの為、Si dorme un`ora in piu`(一時間多く眠る)と言われます。留学生など、外国人が知らなかった場合は月曜日に1時間早く学校に行ってしまって、まだ誰も来ていなかった!ということも。最初に使われたのは戦争中の1916年ですが、その後何度か改革され、1965年に正式に制定されました。夏場は一時間早く日が始まるため、その間の節電、エネルギーが節約出来るのですね。
2016年10月16日
大阪梅田、難波からも近い心斎橋のイタリア語スクールCiao amici≪チャオアミーチ≫の谷本です。
あの狂ったように暑かった夏も去り、気持ちよく趣味の世界を広げられる季節になりました。
Ciao amici≪チャオアミーチ≫では、普段お仕事で忙しい方の為に土、日も開校、レッスンの予約、無料体験レッスンや無料相談も受け付けています。
最近はイタリア語にAmore!な男子の姿も目立ちます。
今日はCiao amici≪チャオアミーチ≫で勉強中の男子、実業家のSさん、普段はエレガントなお仕事スタイルですが、タンタン(昔のフランスの漫画の主人公です)に似たヘアスタイルや独特の個性は隠せない!イタリア語のレッスンだから、ということで、わざわざサッカーのユニホーム姿で来てくださいました。後姿を一枚パチリ!
Sさんはお仕事柄とても忙しい一週間を過ごされていますので、最近は毎週末に2時間のレッスンで出来るだけ集中、恒例の年末のイタリア一人旅に備えています。もともと世界的な視野をお持ちですので話せる範囲がとても広がってきたように思います。また南イタリアを一層極めて、新しい発見、現地での友情を育んできてくださいね!
イタリア語を自然な感じで話せる人たちを育てたいと思ってCiao amici≪チャオアミーチ≫を開校してお陰様で2年以上がたちました。色々な生徒たちとの出会い、そしてイタリア語を愛している彼らの努力。留学生も無事に送り出し、イタリア語検定試験の合格者も増えてきています。でも何よりも大切なのは、やはり楽しく話す、ということですよね。≪Amore,イタリア語!≫
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